入れ歯メンテナンスで認知症予防

入れ歯メンテナンスで認知症予防 歯科医院に行くことが出来ない寝たきりの高齢者などのために、自宅まで歯科医師が治療に訪れるのが訪問歯科です。この訪問歯科では、歯の健康を守ることで食事や会話をする力を維持できます。そして、訪問歯科の仕事の中には入れ歯のメンテナンスというものがあり、これは患者が認知症を発症しないようにする予防にもなります。介護をする家族の負担をこれ以上増やさないという意味でも、これはとても重要です。

なぜ入れ歯のメンテナンスが認知症予防になるのかというと、歯を失うと歯茎はやせ細っていきます。そのために数年前に作ったものが次第に口に合わなくなります。そうなると噛むという動作ができなくなり脳に刺激が与えられません。ただでさえ歩くこともできなくなっているのに噛むという刺激を失った脳は、認知症を発症しやすくなりです。ですから、訪問歯科でこまめにメンテナンスをしていき、サイズが合わなくなったら作り直していくことで噛んで脳に刺激を与え続けることは認知症予防につながります。

訪問歯科で歯周病対策をしたい人は通院が難しい人

訪問歯科で歯周病対策をしたい人は通院が難しい人 歯周病は現代病の代表格と言えるほどポピュラーで、30代以上の8割に見られると言われています。歯科で定期健診を受けていれば予防できますが、通院が困難な人は訪問歯科のサービスを活用するのがおすすめです。歯科医や歯科衛生士が訪問対応し、具体的なケアについて指導をします。セルフケアをしっかりと行えば問題ないと思うかもしれませんが、セルフケアはあくまでも基本のケアです。毎日の歯磨きだけで口腔疾患を完璧に抑えることは難しいです。

訪問歯科には各種保険が適用になるので、安心して治療を受けられます。間違った歯磨きをしている人は、正しい方法を知るきっかけになります。歯周病を予防するには定期的な歯科検診が役立ちますが、毎日の歯磨きは欠かせないポイントです。歯磨きの頻度が少ないとプラークという粥状の物体が溜まってしまい、それが歯石になると自力で落とせません。プラークはさまざまな口腔疾患を招きますし、口臭を強くする原因にもなるので発生させないことが大切です。